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スマートウォッチ専門チャンネル「スマートウォッチ・ラボ / Smart Watch Lab」が、2026年に買うべきスマートウォッチをランキング形式でまとめた動画を公開しています。2025年末までに発売されたモデルを対象に、実際に使ったうえで本当に薦められるものだけを10本に絞り込んだ、という構成です。
ラインナップを見ると、Amazfit BIP 6、GARMIN Venu 4、COROS PACE 4、HUAWEI WATCH GT 6と、価格帯もメーカーも見事にバラバラ。ランニング特化の実力派から、電池持ちで殴ってくるコスパ機まで並んでいます。そのなかで第1位に選ばれたのが Apple Watch SE3。第4位にSeries 11が入っていることを考えると、この順位付けはなかなか挑戦的です。上位機ではなく廉価版が頂点に来た、というのがこの動画のいちばんの見どころでしょう。
この記事では、そのSE3のなかでも入手しやすい 40mmアルミニウムケースのGPSモデル に絞って、どんな人に向くのかを掘り下げます。
未開封のSE3 40mm GPSモデル、ミッドナイトとスターライトから選べる一台
まず紹介するのは、Apple Watch SE3のGPSモデル・40mmアルミニウムケース。カラーはミッドナイトとスターライトの2択です。型番はA3324。
SE3が「上位機を差し置いて1位」になる理由は、だいたい想像がつきます。Apple Watchというプラットフォームそのものが持っている価値——iPhoneとの連携、通知の取りこぼしのなさ、アプリの層の厚さ——は、SEでもSeriesでもほぼ同じだからです。差が出るのは常時点灯や血中酸素、体温センサーといった上乗せ部分。そこに毎年の買い替え予算を割くかどうかは、正直、人によります。
40mmという小さめのケースサイズも侮れません。手首が細い人や、就寝中も着けたままにしたい人にとって、44mmや46mmは思いのほか存在感があります。睡眠計測を続けるつもりなら、軽さと小ささはそのまま「継続できるかどうか」に直結する要素。アルミニウムケースなのでステンレスより軽く、価格も抑えめです。
GPSモデルという点も、選び方としてはむしろ現実的。単体通信のCellularモデルは月額がかかりますし、iPhoneを持たずに走りに行く習慣がないなら、その費用は宙に浮きます。スマートウォッチは「機能が多い方」ではなく「自分が実際に使う機能が揃っている方」を選ぶと外しません。
新品未開封という条件なので、初期設定から自分で進めたい人、贈り物として渡したい人にも扱いやすい一台です。
スターライト×スポーツバンドS/M、64GBストレージの構成をそのまま
もう一方は、同じSE3のGPSモデル40mmで、型番MEH34J/A。スターライトアルミニウムケースにスターライトのスポーツバンド、バンドサイズはS/M。ストレージは64GBです。
こちらは構成が最初から確定しているぶん、迷いどころが少ないのが利点。スターライトは、シャンパンゴールドに近い柔らかいトーンで、シルバーほど冷たくなく、ゴールドほど主張もしません。スーツにもニットにも馴染む色という意味では、通勤で毎日着ける人にとって無難で強い選択です。
バンドサイズS/Mは、手首まわりが細めから標準の人向け。ここは実物を試せないと不安な部分ですが、Apple Watchのスポーツバンドは後から単体でも入手できますし、サードパーティ製の選択肢も膨大にあります。合わなければ替えればいい、と気楽に構えていい部分でしょう。
64GBというストレージは、Apple Watchとしては十分な容量。音楽をある程度ダウンロードして、iPhoneを置いてジムやランニングに出る使い方にも対応できます。ワイヤレスイヤホンと組み合わせれば、腕だけで音楽を持ち出せる。この身軽さは、一度味わうと戻れないタイプの快適さです。
動画のランキングでは、第3位にGARMIN Venu 4、第5位にCOROS PACE 4といった運動特化モデルが入っています。マラソンのトレーニング管理を本気でやるならそちらに軍配が上がる場面もあるはず。ただ、日常の通知・決済・健康記録をひととおりこなす「生活の相棒」として見るなら、SE3の守備範囲の広さは別格です。
電池持ちか、iPhone連携か — 10本のランキングが示した分かれ道
動画で並んだ10モデルを眺めていると、スマートウォッチ選びの判断軸が2本に集約されていくのが分かります。
ひとつは バッテリー持続時間。Amazfit BIP 6やHUAWEI WATCH GT 6が上位に食い込むのは、数日から2週間クラスで動き続ける電池性能があるからです。充電の手間をとにかく減らしたい、旅行や出張にケーブルを持ちたくない。そういう優先順位なら、Apple Watchはやや不利になります。
もうひとつは iPhoneとの統合度。通知への返信、Apple Pay、探す機能、ヘルスケアアプリへの自動集約。ここは他社製がどれだけ機能を積んでも埋めきれない領域です。iPhoneユーザーで、かつ「毎晩充電するのは苦じゃない」と言い切れるなら、SE3は極めて合理的な着地点。
判断のとっかかりとして、この2つだけ整理しておくと迷いが減ります。
- 毎日の充電が面倒 → 電池持ち重視のAmazfit・HUAWEI系
- iPhoneを使っていて通知と決済を一台にまとめたい → Apple Watch SE3
SE3とSeries 11で悩む場合は、常時点灯ディスプレイが必要かどうかが分岐点になります。会議中に腕をひねらず時刻を見たい人にはSeries、そこに追加費用を払う理由が見つからない人にはSE。動画で1位がSE3になったのは、この「見つからない人」が多数派だという判断でしょう。
1位が廉価版だった、という事実の重み
ランキングもので上位機ではなく廉価版が1位に来るのは、それなりに珍しいことです。スマートウォッチ・ラボさんが実際に使い倒したうえでSE3を選んだという事実は、そのまま「多くの人にとっての正解はここにある」というメッセージとして受け取れます。
高い方を買えば満足度も上がる、という単純な話ではありません。40mmのアルミケース、GPSモデル、スターライト。派手さのない構成ですが、毎日腕に乗せるものとしては、これくらいが一番長続きするのかもしれません。