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3行でわかる要点
- AirPods Pro 3はイヤーチップが5サイズ展開になり、フォーム素材入りに刷新
- 心拍数センサーを内蔵し、ワークアウト計測にも対応。防塵・耐汗耐水はIP57
- ANC再生時間は最大8時間に延長、ライブ翻訳も搭載
AirPods Pro 3で最初に語られたのは、ノイズキャンセリングでも音質でもなく、イヤーチップでした。サイズはXXS〜Lの5展開になり、素材にはフォームが仕込まれています。耳に入れる前の、いちばん地味な部品。そこが変わったことで、他の性能の効き方まで変わってくる、という話です。
この点を実機で確かめているのが、家電量販店出身のかじがや卓哉さんによるチャンネル「かじがや電器店」の最新動画。ノイズキャンセリング性能、イヤーチップ、音質、バッテリー、ライブ翻訳、防塵・耐汗耐水性能、心拍数センサー、本体、ケースの進化、サイズと重さという10項目を順番に検証し、最後にApple Audio Labの話題まで触れています。目玉機能として真っ先に紹介されそうなライブ翻訳や心拍数センサーより先に、耳栓のような小さなパーツが2番目に置かれている構成。
イヤホンの装着感で一度でも妥協した経験がある人ほど、この順番は腑に落ちるはずです。ここではAirPods Pro 3の変更点を整理しつつ、比較対象になりそうな他社モデルや、イヤーチップという部品そのものについても並べてみます。
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この表は順位ではなく、選び分けの材料として横並びに整理したものです。評価は楽天/Yahoo!ショッピングのレビュー、価格はAPI取得の参考価格(毎日自動更新)です
AirPods Pro 3の変更点は、耳に触れる部分に集中している
イヤーチップが5サイズ・フォーム素材に
動画でかじがやさんが2番目に取り上げているのが、イヤーチップの刷新です。XXSからLまでの5サイズ。従来のシリコン一枚ではなく、フォーム素材を組み合わせた構造になっています。
耳の穴の形は左右でも違います。片方だけ緩い、長時間つけると外れてくる。そういう不満は、サイズ展開が細かくなるだけで解決することがある。ノイズキャンセリングの効きも音の低域も、結局は密閉が取れているかどうかで決まります。 動画でもノイズキャンセリング性能が最初の項目に置かれ、その直後にイヤーチップが来る流れ。偶然ではないでしょう。
心拍数センサーとIP57
AirPods Pro 3には心拍数センサーが入りました。ワークアウト中の計測に使える機能で、動画では8分すぎから解説されています。防塵・耐汗耐水はIP57。汗をかく前提の運動でも、雨の通勤路でも、気を張らずに使える等級です。
そしてバッテリー。ノイズキャンセリングをオンにした状態での再生時間が延び、動画では最大8時間という数字が示されています。片道1時間の通勤なら、週の前半は充電を意識せずに済む計算。
AirPods 4とAirPods Pro 3、どっちを選ぶ?
耳の中を塞がれるのが苦手なら、AirPods 4のANC搭載モデルという選択肢が残ります。
AirPods 4は、イヤーチップを使わないオープン型のまま、アクティブノイズキャンセリングを載せた珍しいモデルです。密閉しないぶんPro 3ほど遮音は効きませんが、周囲の音がある程度入ってくる状態を「安心」と感じる人には合います。在宅ワークで家族の声を拾いたい、自転車や徒歩の移動が多い、耳が蒸れるのが嫌い。そういう条件なら、Pro 3の密閉構造はむしろ不向きかもしれません。
逆に、電車やカフェの騒音をしっかり削りたい、低音の量感がほしい、心拍数を測りたい。ここに当てはまるならPro 3です。AirPods 4のANC搭載モデルという珍しい選択肢については別記事でも触れています。
ソニー LinkBuds Sという「軽さ」からの対抗馬
Apple以外に目を向けるなら、ソニーのLinkBuds Sは比較検討に入りやすいモデルです。完全ワイヤレスのノイズキャンセリングイヤホンとして、片側5g前後という軽さを打ち出しています。
アースブルーというカラーも、黒白ばかりになりがちなイヤホン売り場では目を引く色。ソニーの統合プロセッサーV1を積み、ノイズキャンセリングと外音取り込みを自動で切り替えるアダプティブサウンドコントロールに対応しています。歩き出したら外音取り込み、座ったらノイキャン。この自動切り替えが好きな人は一定数います。
AndroidスマホがメインならApple製品との連携メリットが薄いぶん、素直にこちらを検討する価値あり。LDACコーデックにも対応しています。
イヤーチップだけ交換する、という手もある
リットマンの純正イヤーチップという小ネタ
イヤーチップの話でひとつ寄り道を。医療現場で使われるリットマンの聴診器にも、交換用のソフトシーリング型イヤーチップが用意されています。聴診器を長時間耳に入れ続ける仕事のために作られた部品です。
もちろんイヤホンにそのまま流用するものではありません。ただ、「耳に長く入れるものは、耳に触れる部分を交換できるようになっている」という設計思想は共通しています。聴診器を使う職業の方には、消耗品としてストックしておく価値のあるパーツ。イヤホンのイヤーチップを買い替える感覚と、そう遠くありません。
イヤホンの充電ケースだけ壊れたらどうする?
ケース単体で純正パーツを買える製品なら、それが一番早い解決策です。
動画では10分すぎからAirPods Pro 3のケースの進化が語られ、最後にサイズと重さの比較まで及びます。ケースはイヤホンの一部というより、毎日カバンから出し入れする「道具」。落とす、擦れる、ヒンジが緩む。本体より先にダメになることは珍しくありません。
その意味で参考になるのが、Technicsの完全ワイヤレス EAH-AZ60M2の充電ケースが純正部品として単体流通していること。片方だけ失くした、ケースだけ壊れた。そんなときにイヤホンごと買い直さずに済む可能性が残るのは、地味ながらありがたい話です。手持ちのモデルがAZ60M2なら覚えておいて損はありません。
Panasonic 純正品 Technics ワイヤレスステレオインサイドホン EAH-AZ60M2 付属 充電ケース レターパックプラス便
買う前に決めておきたい3つの条件
選び分けの軸は、それほど多くありません。
ひとつめは密閉するかしないか。遮音を取るならPro 3やLinkBuds S、開放感を取るならAirPods 4。ここで半分決まります。ふたつめは使っているスマホ。iPhoneならライブ翻訳や自動切り替えを含めたPro 3の連携が効き、AndroidならLDAC対応のソニー勢が素直。
三つめが運動で使うかどうか。IP57と心拍数センサーを持つPro 3は、ジムやランニングを想定した仕様になっています。逆に机の前でしか使わないなら、そこにお金を払う理由は薄い。ANC搭載イヤホンで最後まで残る不満は装着感だった話も、選ぶときの参考になるはずです。
10項目の検証を通して見えてくるのは、AirPods Pro 3が「新機能で驚かせる製品」というより、耳に入れてから外すまでの体験を細かく詰め直した製品だということ。派手さはありません。ただ、毎日使うものほど、その地味さが効いてきます。
よくある質問
AirPods Pro 3のイヤーチップは何サイズありますか?
動画によると、XXSからLまでの5サイズ展開です。素材にはフォームが使われており、従来のシリコン単体のものから変更されています。
AirPods Pro 3のノイズキャンセリングオン時のバッテリーはどのくらい持ちますか?
動画内では、ノイズキャンセリングを使用した状態で最大8時間の再生時間が示されています。
AirPods Pro 3は運動中に使えますか?
防塵・耐汗耐水性能はIP57で、心拍数センサーも搭載されています。動画でもワークアウト用途の項目として解説されています。
