マキタ10.8Vの3機種は、ゴミの捨て方が全部違う|CL116DW・CL107FD・新型CL200FDの選び分け

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3行でわかる要点

  • CL116DWはカプセル式、CL107FDSHWは紙パック式、新型CL200FDSHWはサイクロン一体式。同じ10.8Vでも集じん方式が3種類
  • CL200FDSHWは本体・BL1015(1.5Ah)・充電器のセット品で、ワンタッチスイッチを採用
  • 10.8Vクラスの対抗馬はHiKOKI R12DC(BSW)。カプセル式+パネルスイッチでバッテリー1個・充電器付き

同じマキタの10.8V、同じ片手サイズ。なのにCL116DW、CL107FD、CL200FDの3機種は、ゴミの捨て方がひとつも同じではありません。カプセル式、紙パック式、そしてサイクロン一体式。

この3台を横並びにしたのが、掃除家電の専門チャンネル「蒼 掃除の魔術師チャンネル」の最新動画です。ダイソンV12やパナソニックMC-NX810KM、シャークPowerClean 360といった大型機のレビューを重ねてきたチャンネルが、今回選んだのは1kg前後の小型ハンディ。しかも比較対象は他社ではなく、同じマキタの10.8V同士です。バッテリーも充電器も共通なのに、選ぶ基準は本体の性能ではなくゴミの処理方法になる、という珍しい比較になっています。

マキタのハンディを「とりあえず定番だから」で買おうとしている人ほど、ここでつまずくはず。この記事では3機種の方式の違いと、10.8Vクラスの対抗馬までを整理します。

CL116DWは、カプセルをそのままゴミ箱にあける最短ルート

3機種のなかでいちばん構造が単純なのがCL116DWです。吸ったゴミは本体先端のカプセルにたまり、外して捨てる。それだけ。紙パックの買い置きも、サイクロン部の分解も必要ありません。

この「消耗品ゼロ」という性質が効くのは、砂やパンくずのような、量は少ないけど頻度が高い汚れ。車のフロアマット、玄関のたたき、キッチンの足元あたりです。商品名に車用掃除機・カークリーナーと入っている通り、ラゲッジに積みっぱなしにして週末に5分だけ使う、という運用と相性がいい。バッテリーと充電器がセットになっていて、日本製・1年保証という点も、初めての1台としては安心材料になります。

弱点は、捨てるときに細かいホコリが舞いやすいこと。ハウスダストに敏感な人は、次のCL107FDのほうが向いています。

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CL107FDSHWの紙パック式は「ゴミに触れない」ことにお金を払う機種

CL107FDSHWは紙パック式。吸い込んだものは紙パックの中に閉じ込められ、いっぱいになったら袋ごと捨てます。フィルターを叩いたり、カプセルの中身をゴミ箱にひっくり返したりする工程がありません。

髪の毛やペットの毛が多い家、あるいは花粉の季節に玄関まわりを吸うような使い方だと、この差は毎回効いてきます。紙パックはマキタ 純正紙パック A-48511のような純正品が10枚入りで手に入るので、ランニングコストはかかるものの、1回あたりで見れば知れた額。基本セットには充電器とバッテリーが付属し、こちらも1年保証付きです。

軽さも売りのひとつ。棚の上や天井の隅を狙って腕を上げたまま数十秒、という姿勢でも手首に来にくい重量バランスです。

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新型CL200FDSHWの「サイクロン一体式」は何が変わった?

結論だけ先に言うと、これまで別売アタッチメントで足していたサイクロン機構が、最初から本体に組み込まれた機種です。

吸引力の落ち込みと、フィルター掃除の頻度

紙パックやカプセルは、ゴミがたまるほど空気の通り道が狭くなります。サイクロンは遠心分離でゴミを先に落とすため、フィルターが目詰まりしにくい。ダストケースの中身を捨てる回数は増えますが、フィルターを洗う頻度は下がります。長く使うほど、この差はじわじわ出てきます。

ワンタッチスイッチという地味な違い

CL200FDSHWはワンタッチスイッチを採用しています。トリガーを握り続けるタイプと違い、押せば動き続ける。階段を一段ずつ降りながら吸う、車内で体をひねりながら吸う、といった場面では、指を離せるだけで疲れ方が変わります。セット内容は本体・BL1015(1.5Ah)・充電器で、10.8Vスライド式バッテリーは他のマキタ工具とも共通です。

同じ10.8Vなら、選んでいるのは吸引力ではなく「ゴミ捨てのどの手間なら我慢できるか」です。

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サイクロン一体式のデメリットは?

ダストケースが小さくなりがちで、ゴミを捨てる回数が増えます。加えて、微細な粉じんは結局フィルター側に回るので、完全に手入れ不要になるわけではありません。

「ゴミ捨ては週1回でいい、そのかわり袋代は払う」ならCL107FDSHW、「消耗品は買いたくない、吸うたびに捨てるのは苦じゃない」ならCL200FDSHWかCL116DW。この線引きが、いちばん後悔の少ない決め方です。大型のスティック機と併用する前提なら、ハンディ側は割り切ってしまっていい。大型機側の選び方はダイソンV10 Fluffyの「惜しい点」をまとめた記事も参考になります。

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HiKOKI R12DC(BSW)を候補に入れる意味

10.8Vのコードレスクリーナーはマキタの独壇場に見えますが、HiKOKIのR12DC(BSW)も同じ土俵にいます。カプセル式でパネルスイッチ、バッテリー1個と充電器が付属するセット。

選ぶ理由がはっきりしているのは、すでにHiKOKIの電動工具を持っている人です。バッテリーと充電器を共有できるなら、掃除機のためだけに充電環境を増やさずに済みます。逆にマキタの工具を使っているなら、素直にマキタで揃えたほうが取り回しはいい。ハンディ掃除機を選んでいるつもりで、実はバッテリー規格を選んでいる、というのがこのクラスの本質です。

迷ったときに見る3つのポイント

  • ゴミ捨ての手間:袋ごと捨てたいなら紙パック、消耗品ゼロならカプセル、フィルター掃除を減らしたいならサイクロン
  • スイッチ形状:握り続けるのがつらい使い方ならワンタッチスイッチのCL200FDSHW
  • バッテリー:手持ちの工具と同じ規格に寄せると、充電器もスペアも使い回せる

3機種とも重さは1kg前後で、吸引力の差だけで優劣がつくカテゴリーではありません。車に積むのか、玄関に吊るすのか、キッチンに置くのか。置き場所を先に決めてから方式を選ぶと、たいてい答えは1つに絞れます。動画では実機を並べて比べているので、サイズ感や操作の様子は映像で確認するのが早いはずです。

よくある質問

CL107FDとCL116DW、初めての1台にはどっちが向いていますか?

ゴミ捨てのときにホコリが舞うのが気になるなら紙パック式のCL107FDSHW、消耗品を買い足したくないならカプセル式のCL116DWです。どちらもバッテリーと充電器が付属するセットなので、追加購入なしで使い始められます。

CL200FDSHWのバッテリーは他のマキタ製品と共通ですか?

セット品に含まれるのは10.8Vスライド式のBL1015(1.5Ah)です。同じ10.8Vスライド式を採用するマキタ製品となら、バッテリーと充電器を共有できます。

紙パック式のランニングコストはどのくらいかかりますか?

純正の紙パックは10枚入りなどのまとめ売りが基本で、1枚あたりの負担は小さめです。ただし使う頻度とゴミの量によって交換サイクルは変わるため、消耗品を一切買いたくない場合はカプセル式かサイクロン一体式を選ぶことになります。

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