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ワイヤレスイヤホンを買い替えようとして、検索結果を10分見て、そっとタブを閉じた経験はありませんか。候補が多すぎるんです。数千円のものから3万円超のものまで並んでいて、しかもどれもレビューの評価は高い。結局「今使ってるやつでいいか」に落ち着く。
そこで参考になるのが、元イヤホン専門店スタッフのかじかじさんが運営する「カジェログ」の2026年上半期版ランキング動画です。5,000円以下、10,000円以下、20,000円以下、30,000円以下と価格帯ごとに区切り、さらに耳を塞がないタイプまで項目別に分けて紹介する構成。この「予算で先に区切る」やり方が、実はいちばん迷いを減らしてくれます。
この記事では、その中でも購入層が厚い1万円前後のクラスと、とにかく安く済ませたいクラスの2本に絞って掘り下げます。用途がはっきりしていれば、この2択で十分片がつくケースは多いはずです。
JBL TUNE BEAM 2 — ノイキャンもマルチポイントも入って1万円を切るバランス型
JBLの「TUNE BEAM 2」は、1万円以下の価格帯で名前が挙がりやすい定番モデルです。動画でもこのクラスの推しとして紹介されています。
スペックを追うと、盛り込み具合がなかなかのもの。Bluetooth 5.3対応、アクティブノイズキャンセリング、外音取り込み(トークスルー)、そしてマルチポイント接続。IP54の防水防塵にも対応しています。ケース併用で最大48時間再生。
このクラスで地味に効いてくるのがマルチポイントです。ノートPCで会議に入りつつ、スマホの着信も逃したくない。この切り替えを手動でやると1日に何度もペアリング画面を開くことになります。仕事で使うなら、ここは妥協しないほうが後悔が少ないポイント。
もうひとつ、JBLの専用アプリにはパーソナライズ機能が用意されています。聴こえ方は人によって差があるもので、自分の耳に合わせて調整できるのは長く使ううえで効いてきます。イコライザーをいじるのが好きな人には遊べる余地がありますし、面倒ならプリセットのままでも成立する。
「毎日、通勤と仕事の両方で使う」なら、マルチポイントとノイキャンが揃った1万円クラスが結局いちばん安く済みます。
音の傾向としては、JBLらしく低音に厚みのある鳴り方。クラシックを静かに聴き込むというより、通勤電車でロックやヒップホップを気持ちよく鳴らす方向です。ノイキャンと組み合わせれば、地下鉄の走行音の中でもベースラインが埋もれにくい。
JBL ワイヤレスイヤホン TUNE BEAM 2 | イヤホン Bluetooth 5.3 ノイズキャンセリング マルチポイント接続 外音取り込み 専用アプリ 最大48時間再生 長時間再生 IP54防水防塵 anc トークスルー パーソナライズ機能 マイク付き
2千円台のBluetooth5.4モデル — 「なくしても泣かない」用の割り切った一台
一方で、こういう需要もあります。ジムに置きっぱなしにしたい。子どもに貸す。カバンの底で潰れても気にしたくない。メイン機とは別に、雑に扱える一台がほしいというケース。
楽天で2024年の年間MVPを獲ったこのモデルは、まさにその枠にはまります。Bluetooth 5.4対応、ENC(通話時のノイズ低減)、IPX7の防水、Type-C急速充電、ケース込みで36時間の連続再生。ケースには残量表示のディスプレイが付いていて、充電し忘れに気づきやすい。
正直に書くと、TUNE BEAM 2にあるアクティブノイズキャンセリングやマルチポイントはありません。ENCはあくまで通話相手に届く自分の声からノイズを減らす機能で、自分の耳に入る音を消すものではない。ここを混同すると「安いのにノイキャン付き」と思って買って肩透かしを食らいます。
ただ、IPX7という防水性能は数字だけ見ればかなり強い部類です。汗をかくトレーニング中や、雨の日の徒歩移動で使う分には気を張らずに済む。ワイヤレスイヤホンが壊れる原因として汗と水は上位に来るので、この一点だけでも用途がはっきりします。
音質に過度な期待をかけず、「BGMが流れていればいい場面用」と割り切る。そう位置づけたときのコストパフォーマンスは、なかなか代えがきかないものがあります。
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予算で選ぶ前に、「どこで使うか」を1つだけ決める
動画のランキングも価格帯で区切られていますが、実際に選ぶときの順番は逆にしたほうがうまくいきます。先に使う場面を決めて、そこから予算に落とす。
判断の分かれ目になるのは、だいたい次の3つです。
- 電車・カフェなど騒がしい場所で使う → アクティブノイズキャンセリング必須。1万円クラスから
- PCとスマホを行き来する → マルチポイント必須。ここも1万円クラスから
- 運動中・家事中だけ → 防水と装着感が最優先。数千円クラスで十分成立する
逆に言えば、上の2つに当てはまらない人が1万円以上を出しても、機能を持て余す可能性がある。ノイキャンは家で音楽を聴くだけならほとんど出番がありません。
それと、動画では耳を塞がないタイプ(オープンイヤー型)も2機種取り上げられています。在宅ワークでインターホンや家族の声を聞き逃したくない人、ランニング中に周囲の車の音を拾いたい人は、そもそもカナル型以外の選択肢を検討する価値あり。ここは音質より安全性と快適性の話です。
買い替えのタイミングは「不満が言語化できたとき」
イヤホンは、壊れていなくても買い替えたくなる製品です。ただ、なんとなく新しいものが気になるという理由だけで動くと、結局似たようなものが引き出しに増えていく。
「電車で音量を上げすぎている」「会議のたびに接続し直している」「汗で壊すのが3台目」。こういう具体的な不満が一つでも言葉にできたなら、それが買い替えどきです。TUNE BEAM 2は前者2つを、2千円台のモデルは3つ目を解決してくれる。
かじかじさんの動画は、価格帯ごとに実機を触った上での評価が語られているので、この記事で触れていない2万円・3万円クラスやオープンイヤー型が気になる人はそちらも通して見ておくと選択肢が整理されます。予算を先に決めて、そこだけ聞く。それでも十分に元は取れる内容です。