フィリピンは領有権を争っている南シナ海の海域に中国が設置した障害物を取り除いたと発表しました。
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フィリピンの沿岸警備隊が南シナ海のスカボロー礁で撮影したとする映像には、ブイのようなものが海面に連なっている様子がうつっています。
フィリピンは、中国海警局の船がおよそ300メートルにわたり障害物を設置したとして撤去するよう要求しました。
一方、中国政府はスカボロー礁について「中国固有の領土だ」とした上で「フィリピン側の船が許可無く侵入しようとしたため法に基づき必要な措置をとった」と反論していました。
こうした中、フィリピンの沿岸警備隊は25日、大統領令に基づき障害物を取り除いたとして、その際の映像を公開しました。
障害物が設置された海域はフィリピンの排他的経済水域の中にありますが、2012年から中国が実効支配しています。
(2023年9月26日放送「Oha!4」より）
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