大谷翔平も唸る“打撃職人” 落合博満の美学とは
「打者として、あの人ほど理にかなったスイングは見たことがない」
大谷翔平が語る“日本最高の打撃理論家”──それが落合博満だ。
史上唯一の三冠王3回。
常識を疑い、自分だけの打撃フォームを追求し続けた“孤高の天才”。
その一振りには、美しさと狂気が同居していた。
「調子が悪い時ほど、何もしない」
自分の感覚を信じ、周囲のノイズを遮断する強さ。
理論派でありながら、最終的には“感じる”ことに重きを置いた。
大谷はそんな落合を「アーティスト」と表現する。
「誰よりも打撃と向き合っていた人。あの集中力は凄まじい」
打つことへの執念、己への厳しさ、そして何よりも「型にハマらない」柔軟さ。
落合が築いたその哲学は、大谷の“二刀流”という常識外れの挑戦にも少なからず影響を与えているのかもしれない。
「やれるかどうかじゃなくて、やるかどうか」
落合が残したこの言葉を、大谷は今も心に刻んでいる。
VOICEVOX:青山龍星
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