大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告について、“歯の治療費”という名目で、高額な金をだまし取っていたという、新たな手口が明らかになりました。一方で、アメリカでは歯の治療に高額な治療費がかかるのか、独自で取材しました。
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銀行詐欺と虚偽の納税申告、2つの罪に問われている水原一平被告。
アメリカ司法省は8日、この2つの罪について、水原被告が起訴内容を認め、検察との司法取引が成立したと発表しました。つまり、「罪を認めた」ということです。
膨れあがった借金返済のため、無断で大谷選手の口座から1659万ドル（約26億円）を、違法なブックメーカーへ送金していたとみられていますが、“大谷マネー”の入手方法は、他にもあったようです。
新たに浮かび上がったのが、「歯の治療費」という名目で、大谷選手からカネをだまし取る手口です。
どういうことなのか──。
アメリカ司法省によると、水原被告は去年9月…
水原被告
「6万ドル相当（約930万円）の歯の治療が必要になった」
この高額な歯の治療費の支払いに同意したというのが、大谷選手です。6万ドルの小切手を発行したといいます。ただ、水原被告は歯科医院での支払いの際、小切手ではなく、大谷選手の口座にひもづいたカードを使ったというのです。
それも、無断で──。
そして、小切手6万ドルは、自分の懐に入れていたといいます。
そもそも、1000万円近くにのぼる歯の治療とは、ありえるのか。私たちは、アメリカの歯科事情に詳しい歯医者を取材しました。
神谷町デンタルクリニック 高島美祐 院長
「日本とアメリカでは、（歯科を含め）医療に対する金額が全く違います。例えば（歯の）根の治療をやり直して、かぶせものをするというのでも、（ア
