水原一平氏で注目集まる“ギャンブル依存症” 「とんでもないことをやらかしてしまった…」経験者は

水原一平氏で注目集まる“ギャンブル依存症” 「とんでもないことをやらかしてしまった…」経験者は

メジャーリーグ、ロサンゼルスドジャース大谷翔平選手の元通訳、水原一平氏が告白した「ギャンブル依存症」…この病の怖さを取材しました。

ドジャース大谷翔平選手の通訳をつとめていた、水原一平氏の違法賭博疑惑。

アメリカのスポーツチャンネル「ESPN」によりますと、これまでに水原氏は「泥沼にはまってしまい、抜け出すためにもっと大きな金額を賭け、雪だるま式に負け続けた」と話していて、自身が「ギャンブル依存症」であることを韓国での開幕戦後に明かしたといいます…この「ギャンブル依存症」について。(ギャンブル依存症問題を考える会 渡辺功一さん)
「自分はとんでもないことをやらかしてしまった。依存症なんだと実感した」

こう話すのは、三重県菰野町在住の渡辺功一(わたなベ こういち)さん46歳です。20代でパチンコ、その後30代で競馬・競艇にのめり込み、給料40万円を一つのレースに全額つぎ込んで負けた時に、自身が「ギャンブル依存症」だと自覚したといいます。(渡辺さん)
「(家族に)言えていなかった借金を抱えていて、ギャンブルで当てる発想にむずびついた」43歳の時に抱えていたギャンブルによる借金は約400万円。

妻と2歳の子どもがいましたが、この病気が原因で離婚しました。

(渡辺さん)
「わらをもすがる思いで参加したというのが最初でしたね」なんとかギャンブル漬けの日々から抜け出したいと、3年前に公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」に助けを求めました。渡辺さんは治療に専念するために仕事をいったん辞め、当事者同士で胸の内を語り合うカウンセリングを続けています。

今回の水原通訳の違法賭博疑惑については…(渡辺さん)
「有名人だというところは特別だが、それ以外は僕ら仲間たちと変わることのない行動を取っていた。引くに引けないし、このまま放っておいていたら、命の危険性もあったと感じる」

また、渡辺さんらギャンブル依存症のおよそ70人を支援している「全国ギャンブル依存症家族の会」愛知支部代表の松本知美(まつもと ともみ)さんは…(全国ギャンブル依存症家族の会 愛知支部 松本知美代表)
「借金やお金の工面のことで頭がいっぱいになってしまって、優先順位が変わってしまう。大事なお金を使ってしまうことはよくある」

松本さんは、ギャンブルにのめり込む当事者の借金を周囲が肩代わりすることが逆効果になることもあるといいます。

(松本さん)
「親やまわりの身内がよかれと思って借金の肩代わりをしてしまうと、当事者をエスカレートさせる原因になる。『返さなければならないお金』という意識になる。それ以上のものを取り返そうとする心理がはたらく」

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