【大谷選手あす記者対応】水原氏めぐる違法賭博スキャンダルで広がる波紋 ドジャースも本格調査へ 過去に処分を受けた選手のケースは…

【大谷選手あす記者対応】水原氏めぐる違法賭博スキャンダルで広がる波紋 ドジャースも本格調査へ 過去に処分を受けた選手のケースは…

アメリカ大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏の違法賭博疑惑をめぐって、日本時間のあす26日、大谷選手が取材に応じる模様です。

 これまで水原氏に絶大な信頼を寄せていた大谷選手。しかし先週、水原氏が違法賭博に関与していたとして、ドジャースが解雇したと発表されました。

 ロサンゼルスタイムズなどによりますと、水原氏が違法なスポーツ賭博に絡んで多額の負債を抱え、その支払いが大谷選手の銀行口座から行われていたとして、大谷選手の代理人弁護士が水原氏を告発しました。水原氏の関与した金額は少なくとも450万ドル(日本円で約6億8000万円)に上るとされています。

 アメリカのスポーツ専門局「ESPN」のインタビューに水原氏は当初、「大谷選手が借金返済に同意し、2人で大谷選手のPCで操作した」と話し、1回50万ドル(日本円で約7500万円)を数ヵ月に渡り8~9回送金したということでした。ところが翌日になって、これらの発言を全て撤回。自身の賭博や借金について、大谷選手は何も知らないと主張したということです。

 さらに水原氏には「学歴詐称の疑い」も浮上しており、MLBの公式サイトなどでは「カリフォルニア大学リバーサイド校」に在籍していたとされていましたが、大学側はANNの取材に対し「イッペイ・ミズハラという名前の学生が通っていた記録がない」とコメントしました。

 水原氏をめぐる違法賭博容疑について、米紙ワシントン・ポストは「連邦検察当局は大谷選手を捜査対象外にしている」と報じました。

 一方で、大谷選手が罪に問われる可能性について、ロサンゼルス・タイムズによると、賭博法を専門とするアメリカの大学教授の見解を載せており、「たとえ友人の手助けでも“違法賭博”と知っていた場合は、違法賭博会社の債権回収に手を貸したことになるので、かなり重い刑罰が科せられる可能性がある」ということです。

 さらにMLBも本格調査に乗り出しており、ESPNによると大谷選手と水原氏を含む関係者全員に事情を聴く可能性があるということです。

 賭博に関して、MLBでは「野球の利益にならない全ての行為は罰する」という規則があり、大谷選手が処分される可能性もあるということです。

  MLBでは過去、選手に厳しい処分が下されたケースもあります。
 1989年には、ピート・ローズ氏はレッズの監督在任中に自身が関わる試合に賭けたとして、永久追放処分を受けました。

 2015年には

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