ドジャースから発表された大谷翔平選手の通訳を務める水原一平氏の電撃解雇。現地メディアによりますと、水原氏が違法とみられるスポーツ賭博に関与していたほか、大谷選手の資金を流用していた可能性があるということで、その額は少なくとも450万ドル、約6億8000万円にのぼるとされています。
そして、水原氏は当初、取材に対して「大谷選手が借金の支払いに同意し、水原氏が見ている前で大谷選手が電信送金を行った」と説明。ところが翌日には前日の回答を撤回して「大谷選手は一切関知していなかった」と発言を修正したということです。
ネバダ大学でカジノ経営を学び、アメリカ大手カジノで内部監査職を務めた経験のある国際カジノ研究所の木曽崇所長に話を聞きました。18兆円の市場があるとされ38の州で合法だというアメリカのスポーツ賭博の実態、その中でメジャーリーグで設けられているルール21という賭博に関する規定など、専門家の解説です。
木曽さんは今回の疑惑で、水原氏が“違法だと知らなかった”としているということについては、「各球団は賭博教育を従業員にしている。この州でスポーツ賭博はNGですよと言わないわけがない。知らないというのは疑問」と話しています。
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